家事ぼたん

毎日のおかず できごと 

松風

2022/05/07㈯ 晩御飯
松風焼き(鶏もも肉 卵)
ポテトサラダ(じゃが芋 人参 ウインナ- 枝豆)
小松菜入り卵焼き
穴子茶漬け(お土産 京都正法院)
チーズケーキ
すいか

穴子茶漬けは穴子とちりめん山椒の佃煮みたいなのだった。
お茶漬け他、酢飯に混ぜて食べてもおいしいそうだ。
ということで、ご飯にのせてチンしてすしの子をかけて
混ぜて食べたらおいしかった。


******
百人一首

97 来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ 権中納言定家
98 風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける 従二位家隆

97 来ない人を待つ私は、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように身も恋こがれている。
98 風が楢の葉にそよぐ奈良の小川の夕暮は(秋のように涼しく)みぞぎ(六月祓 夏越の祓い)だけが夏のしるしだなあ。

97 1162~1241 藤原定家。83俊成の子。正二位。御子左家。『新古今集』『新勅撰集』の撰者。俊成の幽玄を艶、有心体へ深化させた。歌論書『近代秀歌』。日記『明月記』。家集『拾遺愚草』
歌合題詠。女の立場で詠んだ歌。本歌取。「名寸隅(なきすみ)の 舟瀬ゆ見ゆる 淡路島 松帆の浦に 朝なぎに 玉藻刈りつつ 夕なぎに 藻塩焼きつつ 海人娘人(をとめ) ありとは聞けど 見に行かむ よしのなければ ますらをの 心はなしに 手弱女(たわやめ)の 思ひたわみて たもとほり 我れはぞ 恋ふる 舟楫を無み」(『万葉集』笠金村)

98 1158~1237 藤原家隆。光隆の子。北家良門流。27兼輔末裔。和歌を俊成に師事。定家と並び称される。『新古今集』撰者の一人。家集『壬二集』。隠岐に流された後鳥羽院と交流。歌風平明、幽寂。
寛喜元年女御入内屏風(道隆娘竴子後堀河天皇入内)の屏風歌。
本歌取。「みそぎするならの小川の川風に祈りぞわたる下に絶えじと」(『古今六帖』)
「夏山のならの葉そよぐ夕暮はことしも秋の心地こそすれ」(『後拾遺集源頼綱)

-------
あと2首。もう一息。